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拙著「潜水医学入門」で、亜熱帯地方を除く日本近海では毒性の強い生物はいません、と記しましたが(216頁)、間違いのようです。
最近刊行された小林照幸著「海洋危険生物−沖縄の浜辺から」(文春新書)によりますと、毒性の強い生物が沖縄方面にはたくさんいます。私は全然知りませんでしたが、中でも〔はぶくらげ〕というのはごく一般的な海水浴のレベルでも被害にあうことが多く、時に致命傷になったり、醜い傷跡を残すこともあるそうです。そのほかにも、海棲生物の危険性が具体的に示されています。充分気をつけてください。
というよりも、上記の「海洋危険生物−沖縄の浜辺から」(文春新書)は廉価な本ですから(本体720円)、購入して、海洋危険生物の実態を充分に把握してから海に行かれることを強く勧めます。