秋

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秋は何と言ってもお祭り。町を6つか7つのブロックに分けて、年ごとに持ち回りで、江田島八幡神社の例大祭が行われる。子供たちの大名行列や女の子の総踊り、さらに獅子舞や勇壮な天狗の舞の神楽(かぐら)等が奉納される。子供たちがわけも分からずに昔風の色っぽい歌詞にあわせて踊るのが楽しい。

お月見も秋の風物詩。いろんなところで開かれているが、自衛隊構内の高松記念館で催されるお月見はまた格別(費用は勿論各自持ち)。小田優秀1術校長(当時)の発案で始まった句会は頭が痛いけれど、風流。眼下に月明かりの海を眺めながら下手な字(これは自分のこと。達筆の人が多い)でそれぞれの句を披露する。今も続いているかな?

月見 句会


10月10日の体育の日には、江田島中の人が古鷹山に登る。まるでラッシュアワーのよう(ちょっと大袈裟かな)、至る所で知った顔に出会う。頂上でそれぞれにいただく弁当のおいしいこと。ちょっと理屈っぽいけれど、漢詩によく出てくる中国の登高(高きに登る)の習慣を思い出してしまう。そうそう、忘れちゃいけない。途中には町や地区の役員の方などが早くから待っていてくれて、タオルをくばっている。ほかでもそうだけど、このように町の役員の人がさまざまに支援してくれている。

11月1日は自衛隊記念日。この前後に江田島でも自衛隊記念式典が開かれる。自衛隊のことを理解してもらうためにも大事な行事だ。ちょっと気後れしながらも、こちらも正々堂々と参加する。式典のあとは水交館の庭でいろんな人々と懇談交歓する。町長さんや議長さん、あるいは警察署長さん消防署長さんのようなVIPは勿論、各地区の役員さんの顔も見える。お寺の住職さんやお宮の宮司さんも来られる。医師会のメンバーには当然こちらで対応する。残念なのは小中高等学校の校長先生にも招待状はお送りしているけれど、滅多に顔を見せて下さらないことだ。

整列 行進

秋は収穫の季節。島の山腹のあちこちに蜜柑の黄色い実が実る。江田島の蜜柑はおいしいぞ。そうそう忘れていた。江田島は四季をとおして果物の産出がさかんだ。キュウリやメロンなど盛りだくさん。でも一番の好物はというと、ネーブル。これは逸品、うまい。もっとも、本当に出荷されるのは2月頃だけど、蜜柑と一緒にあげておこう。


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